口腔外科

ORAL SURGERY

お口まわりのさまざまなトラブルに対応

口腔外科は親知らず、顎関節症、口腔内粘膜疾患など、さまざまな口腔周囲のトラブルに対応する診療科目です。当院では豊富な知識と経験をもとに、患者様一人ひとりに合わせた治療を提供します。特に既往歴や体の健康を考慮に入れて、無理なく治療に取り組んでいただけるよう適切なサポートを行います。

毎週金曜日の17時30分以降に口腔外科の専門医が来院します

当院では毎週金曜日の夕方に大学病院から口腔外科専門の先生が来院し、
お口まわりのことでお悩みの患者様の診療にあたっています。
詳細な来院時間や診療について詳しくはお気軽に当院にお問い合わせください。

親知らず

親知らずとは、一番奥に、そして一番最後に生える歯(下顎第三大臼歯および上顎第三大臼歯)のことを言います。18歳〜20歳位で生えることが多い歯です。最近では、食事がやわらかくなり、噛む回数減少のため、顎が小さくなる傾向になって生えない人の方が多いです。
結果、親知らずが生えてくるスペースが不足してしまい、水平に生えたり、傾斜して生えたりし、痛み・腫れ・歯列不正など様々なトラブルを引き起こす原因となるため、抜歯が必要となるケースも多いです。
詳しくは当院までご相談ください。

丁寧に診断し治療を行います

親知らずは多くの場合、抜歯を検討したほうが適切なケースがほとんどです。ただ必ずしも、すべての親知らずを抜かなければならないわけではありません。きれいにまっすぐ生えていたり、完全に骨に埋まっていたりすれば特別な処置は必要ありません。
当院では、患者様の健康と安心を第一に考えて、抜歯が必要な場合のみ治療を進める方針を取っています。

顎関節症

顎関節症は「顎を開閉した際にカクンと音がする」「口を大きく開けられない」「朝起きると顎の痛みが強い」などさまざまな症状を引き起こします。解明されていない部分も多く、他の診療科と連携することも求められる複雑な疾患です。当院では、それぞれの患者様の状況に合わせて、多角的なアプローチで顎関節症の改善を目指します。

歯ぎしり・食いしばりが顎関節症の原因に

歯ぎしりや食いしばりは、顎の関節や筋肉に対する潜在的なリスクを生み出します。筋肉への過度な負荷や関節への連続した圧迫は、顎関節症を引き起こす可能性があるのです。当院では、顎関節症かどうかを詳しく分析した上で、正しいケアと予防策をご提供し、健康なお口の生活をサポートします。

歯ぎしり・食いしばりの種類について

  • グライディング

    多くの人々が「歯ぎしり」として認識しており、主に睡眠中に歯と歯が強くこすれ合うクセです。長期間続けると歯がすり減ったり、歯の形が変わったりする可能性があります。音がするため周囲の人に気付かれやすい傾向にあります。

  • クレンチング

    「食いしばり」としても知られるクレンチングは、歯を強く噛みしめる行動で、ほとんど音を立てません。そのため自分自身や周囲の人々に気づかれにくく、歯や顎へのダメージが蓄積されるのが懸念点です。

  • タッピング

    タッピングとは、上下の歯を素早く何度も噛み合わせる行動で、カチカチという音が特徴です。しかし、音が小さくトラブルに気づかないケースも多く見られます。

口腔内粘膜疾患

口の中の粘膜に現れる異変を「口腔粘膜疾患」と呼びます。具体的には水疱や潰瘍、腫瘤などです。「口の中に変なできものができた」と感じた場合は、患者様ご自身だとただの口内炎だと思うかもしれません。しかし重篤な疾患に繋がるできものとの区別が難しいため、何か異変を感じたら早急に専門家の意見を求めることが大切です。

口腔がん検診

口腔がんは、舌や歯ぐき、舌の下側など、口の中のさまざまな部分で発症するがんを指します。口腔がんは初期段階での自覚症状が少ないため、放置されるケースが多いのが実情です。痛みやしみる感じ、長く治らない口内炎などが出ている場合は注意しましょう。患者様ご自身で判断するのではなく、気になることがあれば、ぜひ当院へお越しいただき、専門的な診察を受けるようにしてください。